惑溺
 

首筋の赤いキスマーク
乱れたままの服
くしゃくしゃの髪
身体中に残る、気だるい余韻。

私は、リョウがこの場所で佇んでいる間、部屋の中で聡史と抱き合っていた。

すぐそこで
雪の中で
リョウが待っていたのに……。


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