惑溺
 
頬を包み込むように、彼の綺麗な指が私の顔をなでる。
汗で肌に張り付いた髪の毛を優しくかきあげて、あらわになった耳元に甘く掠れた声で囁いた。

「由佳、好きだよ……」

その言葉に、私の身体が勝手に反応する。


どきん

と全身が脈打つのと同時に、リョウと繋がりあった部分が、自分でもわかるくらい熱く溶けだす。


リョウが優しく微笑んで、ゆっくりと動き出した。

「んッ、……リョウ」

ゾクゾクと快感が肌をかけ上がっていく。

心拍数が上がる
身体中が敏感になる

リョウの髪が肌に触れるだけで、熱い吐息が耳を掠めるだけで
絶頂に上り詰めそうになる。
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