惑溺
 

いつも


あの指に
あの手に触れられて

あの唇にキスをされて

耳元で名前を囁かれて


そうやって
抱きしめられているんだと思うと

なんだか信じられないほどドキドキした。



思わず甦る、彼の指先や唇の感触に
火照る頬を手で覆って、慌てて深呼吸を繰り返した。
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