キズナ~私たちを繋ぐもの~

何度もキスを重ねて、一枚ずつ服を脱がされる。

心臓がバクバクして、頭がおかしくなりそう。

大きな手が、私から何もかもを奪い去って素のままの姿にする。

恥ずかしさに身をよじろうとすると、唇が思考を奪う。

熱く舌を絡め取るようなキスは私の意識をもうろうとさせ、
ただ触れた肌の熱さだけを強く意識させる。

大きな手が、優しく胸を包むように触れて、思わず体がビクッと震えた。

不意に思い出すのは、あの夜の兄の眼差し。

『妹である私を捨てられない』と、そう言った時の兄の涙。


不安に駆られて思わず目を開けてみると、兄は私の視線をちゃんと受け止めた。


そして、優しく笑うとその唇を胸の先端に落とした。


「……は、あっ」


淫らな声が漏れ出て、恥ずかしさに再び目を閉じる。

兄の手と唇はそれを楽しむように、何度も繰り返し私の体の上を滑っていく。


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