キズナ~私たちを繋ぐもの~


「……んっ」


そのままキスをされる。

でも繁華街のコインパークできっと人目はあるに違いない。

助手席にいつまでもかがみこんでいる彼の姿はきっと目を引く。


「ちょ、達……」

「黙って」

「んっ、……あ」

「……妬かせんな」


たっぷり3分は唇をふさがれて、私は酸欠状態になった。
深いキスに酔いは醒めたものの、火照った体が熱い。

そのまま、達雄は運転席に戻ると、エンジンをかけた。


「……司くんだけは油断できない」

「なんで」

「綾乃の事良く分かってるからな」

「大丈夫だよ。もう、私は好みの女じゃなくなったんだって」

「え?」

「だから会えて良かった」

「そうか……」

< 328 / 406 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop