キズナ~私たちを繋ぐもの~
*
運転している間も、頭から純白のウエディングドレスが離れない。
直前に変わった赤信号に舌打ちをしながら、なんとか他の事を考える。
ドレスじゃない、着物だ。
考えなきゃいけない事は。
さすがに買ってやるのは無理だから、貸衣装を探してみよう。
綾乃には何色がいいだろう。
成人式は赤とかピンクか?
案外青も似合うかも知れない。
イヤでもやはり、折角の20歳なんだから、明るい色の方がいいか。
ピンクだ。やっぱりピンクにしよう。
色が決まった頃、車は家に到着する。
車を降りて玄関を開けると、台所から綾乃が顔を出す。
「お帰りなさい。お兄ちゃん。飲んでくるってメール、今日の事じゃなかったの?」
「いや、途中で調子が悪くなって帰ってきたんだ」
「え? 大丈夫?」
慌てて走り寄ってくる綾乃を見ながら、脳内で振り袖を当ててみる。
うん。ピンクが似合う。
女の子らしくて綾乃っぽい。
運転している間も、頭から純白のウエディングドレスが離れない。
直前に変わった赤信号に舌打ちをしながら、なんとか他の事を考える。
ドレスじゃない、着物だ。
考えなきゃいけない事は。
さすがに買ってやるのは無理だから、貸衣装を探してみよう。
綾乃には何色がいいだろう。
成人式は赤とかピンクか?
案外青も似合うかも知れない。
イヤでもやはり、折角の20歳なんだから、明るい色の方がいいか。
ピンクだ。やっぱりピンクにしよう。
色が決まった頃、車は家に到着する。
車を降りて玄関を開けると、台所から綾乃が顔を出す。
「お帰りなさい。お兄ちゃん。飲んでくるってメール、今日の事じゃなかったの?」
「いや、途中で調子が悪くなって帰ってきたんだ」
「え? 大丈夫?」
慌てて走り寄ってくる綾乃を見ながら、脳内で振り袖を当ててみる。
うん。ピンクが似合う。
女の子らしくて綾乃っぽい。