蜜色チェーン―キミと一緒に―
そう言って背中を向けた勇樹を見てから、投げられた服を拾って着替えを済ませる。
勇樹の言う事も分かる。
武将とかそんな事は置いといて。
こんな事してたら、拓海くんがもし来てくれたって、心配させるだけだ。
そう思うのに立ち上がる元気がでないのは……私が弱いから。
いつも、拓海くんの傍にいて少しでもそれが拓海くんの支えになれば、なんて思ってたのに。
支えられていたのは、私の方だったのかもしれない。
私は……拓海くんばかりを見ていて、自分の弱さにすら気づけずにいたんだ。
そんな私が傍にいたって、拓海くんの支えになんかなれるハズがなかったのに……。
「よし、着替えすんだな。じゃあ、とりあえず朝メシ買いにコンビニ行くからな。
つーか、いつまでも暗い顔してんなよ。
こっちまで滅入ってくるからやめろ」