俺が唯一愛した女


「さ~て、今日は早いけどもう店閉めすっか。優斗、手伝え」



『閉店って店開けた所じゃ…』



「今日は特別な日だから貸し切りだ貸し切り♪」



『琢磨サン…』



恥ずかしい話



この時
正直言うと涙が出そうになった。



何だかんだ言っても
仕事が見つかった事



自分の事のように喜んでくれた



琢磨サンだけじゃない



シンヤサンも


色々と冗談を言いつつ
凄く喜んでくれている。



大袈裟かもしんねえけど
2人の気持ちがすげえ嬉しかった。



適当に面接を受けて
適当に決まった仕事



お金を貰って働く以上
適当にやってられない



それは当たり前。



内心面倒だなと思う気持ちもあった



でも、そんな事を考えず



" 頑張らないとな "



2人の反応を見て改めてそう思った。



「優斗、何食いたい?」



『オムライス!!』



「優斗は本当オムライス好きだな…」



「小上優斗も可愛い所あるんだな♪」



『うるせえシンヤサン!!』



何だろうなこの気持ち



上手く説明出来ないけど
何か満たされてる感覚?



嬉しくて心がすげえ温かくなった。

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