俺が唯一愛した女
「では、私はこれで失礼します…」
女が部屋を出て行った後沈黙が流れる
『なあ親…「酷い格好だな」
俺の言葉を遮ったのは
今まで黙っていた親父。
『……。』
「また喧嘩でもしたのか?まったくお前は…どこまで俺の顔を潰す気だ」
親父は
窓の外を見て俺を見ようともせず
わざとらしく大きな溜息を吐く。
『……。』
「用がないなら早く出て行け、はっきり言って目障り…『母親』
親父は話すのを辞め
目を見開き俺を見る
『俺の母親って死んだんだよな?』
親父は慌てて目を反らし
明らか動揺している様子。
「別にお前は関係ないだろ」
『十分関係あるから』
「……。」
『何とか言えよ親父!』