俺が唯一愛した女


" 色々教えてやる、よろしくなシキ♪ "



教えてやる


そう言いながら優しく
声をかけて来る人達や



" ハルサンここはこの辺じゃ結構有名な店なんだから店の顔を汚しそうな奴入れないで下さいよ "



店の顔を汚す



そう言って


俺を否定し意地悪を言う
色んな人達が居る。



「後、コイツまだ未成年だから極力酒は飲ますなよ」



今日は挨拶だけで
実際勤務に入るのは明日から



紹介が終わった俺は
自分の家に帰る事に。



「シキ」



店を出ようとした俺を
引き止めたのは聖夜サン



『…はい?』



「今日営業終わったらちょっと付き合えよ」



そう言いながら
にっと笑う聖夜



『今日?』



「待ってるから店来いよ」



『…解りました』



聖夜サンと別れた俺は
寄り道せず家に帰り



少しだけ仮眠を取って
また店に戻る事にした。

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