俺が唯一愛した女
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『で、聖夜サン…俺に何の用だよ』
聖夜サンに言われた通り
再び店に戻って来た俺。
「口悪りいよな~お前。とにかく、俺の行く所に文句言わず大人しくついて来い!」
『はあ?』
聖夜サンが最初に俺を連れて来たのは
お洒落な美容院
『ここは…』
「美容院だ」
『見りゃ解る!そうじゃなくて何で美容院…』
ニヤニヤする聖夜サン
「いいから来い♪」
『ちょ、聖夜サン引っ張んな…』
店に入った聖夜サンは
1人の店員に話かける
「千夏チャン来たで♪」
「あら、聖夜サンいらっしゃい。今日の予約は…」
「コイツコイツ♪」
聖夜サンは俺を指指す。
『…俺!?』
「シキ…お前以外に誰が居んだよ?て、事で千夏チャン…コイツのこと頼むわ♪」
「おっけー!ではシャンプー台へどうぞ」
『俺は別に…』
「シキ早くしろよ」
低いトーンで話す聖夜サンは
早くしろと俺を睨みつける。
『…解った解った』