俺が唯一愛した女


『適当で悪かったな』



「このクソガキ…」



『どっか行くんだろ?次はどこに行くんだよ?』



「あ…」



聖夜サンは

何か思い出した様に声を上げると..
突然早足で歩き出す。



『聖夜サン…?』



「ここ、ここ♪」



ビルを指差す聖夜サン。



『……。』



「ちなみにこのビルの2階に用があるんだよ♪」



俺と聖夜サンの2人は階段を上って2階へ。



「こんちはぁ~♪」



聖夜サンは勢いよく店のドアを開ける。



「聖夜!いらっしゃい♪」



「加奈、今日は俺じゃなくコイツ頼むわ♪」



「この人…名前は?」



『シキです』



俺はとりあえず軽く頭を下げる



「何歳!? 誕生日は!? 何型!?彼女居る!?」



『はぁ…?』



「あはは…色々聞いてごめんね、つい…にしても聖夜、良い男見つけて来たわね」



「見つけたんは俺じゃなくハルだって」



「ハルがね…あ、シキ自己紹介がまだだったよね。あたしは加奈♪早速だけどこれに着替えて」

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