俺が唯一愛した女


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徐々に蝉が鳴き暑くなり始める季節..



「優斗、優斗…!」



『ん…』



「起きろ!見つかったらあの先生かなりうるさいで…」



朝は学校
夜は仕事



最近じゃ仕事にも慣れ
指名客も増えてく一方



そんな毎日が続き
完璧生活リズムが狂い寝不足気味の俺



『解ってるって章司…』



ちなみに今は授業中



眠…


先生の声がなぜか
子守歌に聞こえる



「ほらまた寝る…お前、夜に仕事でもやってんのか?」



『まぁな…』



わざと適当に返事をする俺



「へえ~何の仕事してんの?」



『夢を与える仕事』



「へえ~」



どうでも良さげな返事の章司



コイツ…
俺が働いている事、絶対信じてないな



「それよか今日放課後空いてへん?ちょっと付き合えよ♪」



『今日な…』



「ちなみにリミとミユも一緒♪」



『俺はパ…』



「パスなし!!」



『……。』



「俺、今まで知らなかった本当の恋ってやつに目覚めたみたいでさ…頼むわ、協力してくれ!!」



また始まった。



自称、章司の本当の恋。



お前は何回
本当の恋があるんだよ..



内心そう思いつつ



『解った…』



俺は放課後章司と出かける事にした。

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