俺が唯一愛した女
「んじゃあ皆見とけよ…じゃ、1球目ストライク行きまーす!」
「章司頑張れ~♪」
リミが応援する中
章司は勢いよくボールを投げる。
「……。」
ボールがピンに向かって
凄いスピードで転がる..
と、思ったら見事にレーンの溝にハマって..
「何でやねん!」
『いや、俺に怒られても…』
「ストライクじゃなくてガーターじゃん。応援してたのに…章司格好悪~」
そう言ってケラケラ笑うリミ
そんな中俺は
何も話さないミユに視線を向ける
『……。』
ミユはリミと同じ様に
笑ってはいるけど目が笑っておらず
気のせいか?
たまに悲しそうな表情もする
「も、もう1球あるし!見ときや次こそ…」
そう言って
ボールを投げた章司だが
またボールはレーンの溝に…
『またガーターかよ』
妖笑する俺に章司は
悔しそうな顔を見せる
「うっせさい優斗…ほら、次お前の番や!」
『はいはい…』