俺が唯一愛した女


「んじゃあ皆見とけよ…じゃ、1球目ストライク行きまーす!」



「章司頑張れ~♪」



リミが応援する中
章司は勢いよくボールを投げる。



「……。」



ボールがピンに向かって
凄いスピードで転がる..



と、思ったら見事にレーンの溝にハマって..



「何でやねん!」



『いや、俺に怒られても…』



「ストライクじゃなくてガーターじゃん。応援してたのに…章司格好悪~」



そう言ってケラケラ笑うリミ



そんな中俺は
何も話さないミユに視線を向ける



『……。』



ミユはリミと同じ様に
笑ってはいるけど目が笑っておらず



気のせいか?
たまに悲しそうな表情もする



「も、もう1球あるし!見ときや次こそ…」



そう言って


ボールを投げた章司だが
またボールはレーンの溝に…



『またガーターかよ』



妖笑する俺に章司は
悔しそうな顔を見せる



「うっせさい優斗…ほら、次お前の番や!」



『はいはい…』

< 176 / 320 >

この作品をシェア

pagetop