俺が唯一愛した女


「ガーター、ガーター、ガーター♪」



章司は手を叩きながらガーターを連呼する。



『うっせぇ章司、コールすんな!』



「優斗頑張れ~♪」



「リミ応援は俺だけや…」



「は?何言ってんの。平等に応援するに決まってんじゃん〜」



落ち込む章司…
その姿が面白くて笑いを堪える俺。



「優斗…!」



今にも泣きそうな目で
俺に何かを訴える章司



この目は手加減してと訴える目だな



そして更に
アイコンタクトを送ってくる。



男は誰だって好きな女に
格好良い姿を見せたい物



俺も昔はそうだった。



『あ、手が滑った』



俺はわざとボールを斜めに投げる



「え~優斗までガーター?」



『次…ミユの番』



「あ、うん♪ボーリング久々だから凄く緊張…」



なんだかんだで結果
ボーリングは章司の圧勝



" 優斗負けてくれてほんまありがとな! "



女2人に聞こえない様
耳元でお礼を言う章司



『別に…』



俺はわざと章司に素っ気ない返事をする



「優斗って本当ボーリング下手ね~まだ章司の方がまだマシ?」



「リミ褒めてや!マシって酷い…」

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