俺が唯一愛した女
「俺には何も出来ない?そんな事ない …相手を信じて祈る事だって大切な事なんだよ」
『……。』
「貴方の、何かしてあげたいと思うその気持ち…きっと届いてると思う」
" 届いてる "
そう言った女は突然立ち上がり
頭を下げると本を直し
そのまま帰って行った
『……。』
変な女だけど名前位聞いとけば良かった
あの女も
何か調べ物してたけど
何調べてたんだろう?
まあ俺には関係のない事だけど
そんな事を考えつつ俺も
本を閉じて本棚へ直すと
図書館を後にした
次
発作が起きたら彰人サンは
助からないかもしれない。
とりあえず今は
眠り続けて居る櫻井サンを見守ってやれ
" 長くて1週間 "
そう親父に告げられた日から
ミユは暫く大学を休み
病院で生活する毎日。
ちなみに
ミユの荷物は忘れられた様に
俺の家に置いたまんまで..
取りに来る気配すらない。
そんなある日の朝
俺は久しぶりに不思議な夢を見た