俺が唯一愛した女
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夢の中の俺は何故か彰人サンの病室に居て
ベッドに居るはずの彰人サンの姿もなく…
誰も居ない静かな室内
俺は辺りを見回し
誰か居ないか探し始める
「優斗」
背後から声がして
振り返ると彰人サンが立っていた
『彰人サン…え、意識戻ったのか!?』
何も言わず無言で優しく笑う彰人サン
この時の俺はリアル過ぎる光景に
夢を夢だと思ってなくて…
現実だと思っていた
『彰人サン…?』
彰人サンは突然
病室にあるテレビ台の引き出しを開けると
引き出しの中から何かを取り出す。
『え…』
それは1枚の紙切れ
『……。』
彰人サンは
俺にその紙切れを渡すと穏やかに微笑む。
『彰人サ…』
夢はそこでおしまい
彰人サンから渡された
紙切れを受け取った瞬間、目が覚めた。