俺が唯一愛した女


俺の頭ん中は
考えれば考える程ぐちゃぐちゃで



答えなんか出ない



『……。』



何時間ここに居たのだろう



気付いたら店は開店時間になり



「シキサン早く出て来て下さい。お客様が待ってます!」



ドアを叩き俺を呼ぶ従業員の声



『解った』



従業員に返事をした俺は
欠伸をして立ち上がると



そのまま部屋を後にした



『眠…』



今日はオールだったからか
半端ない睡魔が俺を襲う。



そんな中


部屋を出るといつもの様に



賑やかな明るい笑い声が
店内に響き渡って居た..



「シキ~遅かったな、ハルと何話してたんだよ?」



聖夜サンはニヤニヤしながら
俺の肩に腕を回し笑う。



『…別に』



「機嫌悪そうだな~やっぱ説教だった?」



『だから…ちげ-よ!』



「ははっ♪…あ、そうそう。お前の客がお待ちだぞ、何呑気に話してんだ、早く行け!」



『…解った』



早く行けって


足止めしたのは誰だよ..
内心そんな事を思いつつ



聖夜サンに言われたテーブルに向かう。

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