俺が唯一愛した女
チラチラこちらを見る生徒の視線は俺から上原へ
「え、何で優斗が…」
突然名前を呼ばれて驚いた表情をする上原
「はぁ?上原って…もしかしてアンタあんな女の知り合い…」
『だったら何だよ』
「別に…」
3人組の女は突然
態度が変わったかと思うと
舌打ちをして帰って行った
『感じ悪い奴…』
「あの…」
『これ、忘れてた』
「あ…」
俺は上原に学生証を投げ渡す
「ずっと探してたのに…優斗の家に忘れてたんだ…わざわざありがと」
『もう忘れんなよ』
「優斗…」
『ん?』
上原の表情は何故か
真っ青になっている
「もしかして見た?」
『何を?』
「その、学生証の…写真…」
『見たけど…』
「最悪っ…!!」
突然大声で話す上原に
訳も解らず苦笑する俺
『何が最悪なんだよ』
「え、あの写真普通にすっぴんだよ…そんな写真を男の人に見られるなんて最悪…」
『女って本当… 変に細かい所気にするよな』
「変って、何よ!」