「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
それ以外には、電子ビーム砲搭載衛星が四機残っているだけである。
報告を受けた李は呟いた
「もう、それだけしか残っていないのか」・・・
補佐官が続けて、中部太平洋に集結しつつある生命体、つまり残存生命体の数は全部で十二生命体であることを告げた。
戦闘初期に立ち遅れがあったとはいえ、すでに我が軍の九割ないし九割以上の戦力が失われているだろう。
それなのに、生命体は半数以上が残っているではないか。
生命体は態勢を立て直すと、再度、攻撃を仕掛けてくるであろう。
そして、現存する戦力では、とうてい太刀打ちできないであろう。
絶望的な戦いが待つのみではないのか・・・
しかし・・・
このまま諦めるわけにはいかない。
李は、電子ビーム砲搭載艦は、速度から考えて無理であるが、それ以外の残存戦力である各地の戦闘機部隊を、生命体の集結場所に近いハワイ諸島に集めるように指令した。
指令を受けて補佐官は各国の残存部隊に連絡を送り、戦闘機部隊をハワイ諸島へと集結してゆき、電子ビーム砲搭載衛星を太平洋上空へと移動していく。
時間は戦闘が始まってから、五時間が経過して、午前十時過ぎとなっていた。
生命体はボスの周囲に集まり始めている・・・
李は作戦会議を開く為に主要な補佐官や科学者や軍の作戦担当者を呼び集めた。
報告を受けた李は呟いた
「もう、それだけしか残っていないのか」・・・
補佐官が続けて、中部太平洋に集結しつつある生命体、つまり残存生命体の数は全部で十二生命体であることを告げた。
戦闘初期に立ち遅れがあったとはいえ、すでに我が軍の九割ないし九割以上の戦力が失われているだろう。
それなのに、生命体は半数以上が残っているではないか。
生命体は態勢を立て直すと、再度、攻撃を仕掛けてくるであろう。
そして、現存する戦力では、とうてい太刀打ちできないであろう。
絶望的な戦いが待つのみではないのか・・・
しかし・・・
このまま諦めるわけにはいかない。
李は、電子ビーム砲搭載艦は、速度から考えて無理であるが、それ以外の残存戦力である各地の戦闘機部隊を、生命体の集結場所に近いハワイ諸島に集めるように指令した。
指令を受けて補佐官は各国の残存部隊に連絡を送り、戦闘機部隊をハワイ諸島へと集結してゆき、電子ビーム砲搭載衛星を太平洋上空へと移動していく。
時間は戦闘が始まってから、五時間が経過して、午前十時過ぎとなっていた。
生命体はボスの周囲に集まり始めている・・・
李は作戦会議を開く為に主要な補佐官や科学者や軍の作戦担当者を呼び集めた。