「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
由紀は土地勘も無いので、危険なので残るように言われ、宿に残ったのだが、精神的に非常に苦しく、ただただ無事を祈るのみであった・・・
時間は午後八時を過ぎようとしている。
その頃、一部の放送局に被害が発生したので、全放送局が一時的に放送を中断していてテレビやラジオは何も入らない状況となっている。
地球上空では世界各地で無機物生命体との激しい戦いが繰り広げられていた。
理絵は大きな岩を、ひとつ過ぎれば、遊歩道から海岸の上の国道へ上がれる階段の手前まで来ていた。
その時、懐中電灯のライトが理絵の目の前を走った。
「理絵さん居ますか~」・・・
「理絵さ~ん」
と大きな声で呼ぶ声が聞こえる。
理絵は、帰りが遅いので、お母さんが捜索を、お願いしてくれたのだと思い、痛みを堪えて、力を振り絞り
「ここです。助けてください」
と岩陰から叫んだのだが、岩が邪魔をして声が届かなかったのか、波の砕ける音に掻き消されたのか、捜索に来た消防団員たちは気づかずに行き去ってしまった。
あと一、二メートル進んでいれば、岩陰から出ていて、消防団員たちの指し照らす懐中電灯のライトに照らし出されて、発見されていたのに・・・
残念であった。
その頃、由紀の携帯電話にお婆ちゃんたちから電話が掛かってきていた。
時間は午後八時を過ぎようとしている。
その頃、一部の放送局に被害が発生したので、全放送局が一時的に放送を中断していてテレビやラジオは何も入らない状況となっている。
地球上空では世界各地で無機物生命体との激しい戦いが繰り広げられていた。
理絵は大きな岩を、ひとつ過ぎれば、遊歩道から海岸の上の国道へ上がれる階段の手前まで来ていた。
その時、懐中電灯のライトが理絵の目の前を走った。
「理絵さん居ますか~」・・・
「理絵さ~ん」
と大きな声で呼ぶ声が聞こえる。
理絵は、帰りが遅いので、お母さんが捜索を、お願いしてくれたのだと思い、痛みを堪えて、力を振り絞り
「ここです。助けてください」
と岩陰から叫んだのだが、岩が邪魔をして声が届かなかったのか、波の砕ける音に掻き消されたのか、捜索に来た消防団員たちは気づかずに行き去ってしまった。
あと一、二メートル進んでいれば、岩陰から出ていて、消防団員たちの指し照らす懐中電灯のライトに照らし出されて、発見されていたのに・・・
残念であった。
その頃、由紀の携帯電話にお婆ちゃんたちから電話が掛かってきていた。