「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
由紀が電話に出ると、先に理絵の携帯電話に掛けたのだが、繋がらないので、電池でも切れているのかと思って、由紀に掛けてきたらしく
「こんばんは由紀さん。あのね、先に理絵ちゃんに電話をしたけど出ないの、電池が切れているのじゃない」
と訊くので
由紀は、理絵が行方不明になった話をして説明すると、お婆ちゃんたちは非常に驚いた。
お婆ちゃんたちは、由紀に気をしっかり持つように言い、自分たちも今から、そちらに向かうと言ってくれた。
由紀は嬉しかったが、道路は特別な車両か、特別な理由が無い限りは通行不可能な筈であり、来てくれると言っても、無理ではないかと思われた。
それに、お婆ちゃんたちが今、居る場所は足摺だと言うから、相当離れているし・・・
しかし、お婆ちゃんたちは
「気をしっかり持つのよ。今から行くからね」
と言って、電話を切った。
果たして、ここまで、たどり着けるのだろうか。
理絵は、やっとの思いで、国道への階段を這い上がり、国道にたどり着いたが、車は一台も通らない。
海から吹き付ける潮風は冷たく感じられてきて、寒くなってきたので、目の前に見える御蔵洞まで這っていき、中にもぐりこんだ。
その直後、消防団の乗る車が御蔵洞の前を通り、走る車から懐中電灯のライトを御蔵洞に向かって照らした。
「こんばんは由紀さん。あのね、先に理絵ちゃんに電話をしたけど出ないの、電池が切れているのじゃない」
と訊くので
由紀は、理絵が行方不明になった話をして説明すると、お婆ちゃんたちは非常に驚いた。
お婆ちゃんたちは、由紀に気をしっかり持つように言い、自分たちも今から、そちらに向かうと言ってくれた。
由紀は嬉しかったが、道路は特別な車両か、特別な理由が無い限りは通行不可能な筈であり、来てくれると言っても、無理ではないかと思われた。
それに、お婆ちゃんたちが今、居る場所は足摺だと言うから、相当離れているし・・・
しかし、お婆ちゃんたちは
「気をしっかり持つのよ。今から行くからね」
と言って、電話を切った。
果たして、ここまで、たどり着けるのだろうか。
理絵は、やっとの思いで、国道への階段を這い上がり、国道にたどり着いたが、車は一台も通らない。
海から吹き付ける潮風は冷たく感じられてきて、寒くなってきたので、目の前に見える御蔵洞まで這っていき、中にもぐりこんだ。
その直後、消防団の乗る車が御蔵洞の前を通り、走る車から懐中電灯のライトを御蔵洞に向かって照らした。