「金剛戦士Ⅰ」黎明の夢
ボス生命体は、吉里艦長の艦が動き始めた事を察知したのか、一瞬やや回転した。

その瞬間である。

二十一対の立体曼荼羅の上方に展開していた四天王が突入した。

と同時に立体曼荼羅の両脇を固めていた、四天王と梵天と帝釈天も突入してゆく。

ボス生命体も瞬時に反応し、突入を阻止しようと光線を三本発射してくる。

ボス生命体は進化して光線の数が増え、その上に増えた一本の光線は威力が増している。

その威力の増した光線を、上方から突入しようとした四天王は浴びて、遥か彼方へ消え去った。

残りの梵天、帝釈天、四天王が光線を避けながら突き進む中、吉里が電子ビーム砲を発射した。

ボス生命体が発射する光線を避けきれない帝釈天たちが、次々と光線に捕らえられ自らの輝きと反発して、弾き飛ばされる。

その戦いの最中に、生命体の真下から電子ビームが生命体を目がけて突きあがってくる。

命中したと思われた電子ビームであったが、ボス生命体を掠めたのみにとどまった。

ボス生命体は瞬間的に反撃して、エネルギー波動を吉里艦長の艦艇に向かって発射した。

直後に艦は死んでしまった。

しかし、その時、ボス生命体が電子ビームに気を取られた隙に、持国天が弾き飛ばされながらも投げ放った剣が、ボス生命体に突き刺さった。


ニューヨークの自由の女神にも、無機物生命体の波動エネルギーが流れて当たり、女神がエネルギーを持つに至っていたのか、吉里の艦が殺られる直前、自由と祈りの象徴である女神の目が一瞬輝き、光のエネルギーが発射された。

発射された二本のエネルギーは、らせん状に絡み合い、威力を増しながら、ボス生命体に向かって突き進んできた。
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