東京+ラブクラフト
「 … ユタカは、ずっと
アタシのコト気にかけてくれてたし
さっきもずっと、抱きしめてくれてた…
いつからか分からないケド
そばにいて欲しいヒトになってたし…
"ひと区切りついたら
今のシゴトやめてくれ"って
――… そしたらぁ
… アタシ、東京来たばかりの頃
お花屋さんのバイトしてたからぁ
…またしよっかなぁって思ってるよ… 」
「 …… うん
――― ミコさんの王子様は
ユタカさんだったんだね… 」
「 キャハハ や〜だ〜
あんなブスッとした顔の王子〜
…つかアンタ スッゴくアツくね?
熱あるんじゃないの?! 」
「 あ… これ私の基本です!
でもルウちゃんとかのが
きっとあったかいんじゃないですか?
コドモ体温〜っていうか… 」
「 …… あ〜 わかんないンだそれ
一緒に寝たコトないのよね アタシ 」
「 え…―――― 」