東京+ラブクラフト
「 … うっ…ウナギ屋さんの前で
電話してたのって、だからですか?! 」
「 うん 二人と打ち合わせしてた
キミが突然、部屋に入って来た時もね
―――― 慌てたよ
ちなみに、来た時入口にいた
小さな羽根の天使達は
この劇団の舞台に出ていた、群舞の子役 」
「 や… やっぱりセットとか…
半分合ってたじゃないですか! 」
「 ―― だからキミは
賢くてやりづらいって言ったでしょ? 」
「 …… !! 」
ハルトさんは クスクスと笑い
一人厨房の方へと歩いて行き
溜まっていたお皿たちを
ソデまくりして 洗い出した
「 …まあ、"B"よ
ミコとユタカの二人がさ〜
最初からイイ感じだったのは
すぐに分かってたんだよな〜 」
「 そうそう
… んで、ミコちゃんがいい子でさぁ
前カレの事、待ってる感じも
まだあったし…
しかもなんか、俺らのメシ代まで
まかなってくれてる部分あって…
――― 俺らを心配して
出て行かないのかなあとか
果ては、ユタカとの事も…
だからちょっとね
きっかけ作りたいなあなんてさ 」
「 … そ…
で、でも沖縄なんて そんな急に! 」
「 ――― じゃないと
また、夜に戻るじゃん?あいつら 」