中指斬残、捌断ち儀


「不幸の呪物め、出ていきなさい。私を呪おうとするならば、頭冠様の罰が下ることでしょう。出てけ、消えなさい。お前のあるべき場所はここではない。ここは頭冠様の世界なのですから、私を不幸にしようとなど――っ」


清さで舗装されていた皮が剥ける。地団駄を踏むように、伯母さんが足を何回か踏みつけ、「あたしは幸福にならなければならないのに」と歯ぎしり交えて言ってきた。


「あたしは選ばれた存在なのよっ。お前が来るまで順調だった!なのに、不幸が――“あんたがいるから、こうなんのよ”!」


水が頭上から降ってくる。


「あたしの慈悲でいるくせに、なぜあたしを不幸にする!あたしのとこ以外じゃ生きていけない呪われた身の上が、どうしてあたしを不幸にするんだっ」


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