中指斬残、捌断ち儀
水をぶつけられる。
「あたしには効かないっ、頭冠様のご加護があるあたしは常に幸福でなければならないのに、あんたが……っ、“あんた自身が、あたしを呪うのか”!」
バケツの水がなくなり、バケツを投げられる。
「あんたの呪いは頭冠様の聖水でなくなっているはずなんだっ。なのに、それでもあたしが不幸になるだなんて、あんたがあたしを呪っているんだろう!違うのかっ、そんなにあたしが憎いのか!あんたを“養ってやっているあたし”が憎いだなんて、忌み子めっ、呪われるべきはお前自身だ!」
投げたバケツが当たらなかったため、柄杓が飛んでくる。
「あの不出来な女の腹から出てきただけあるわっ。情けない不届きな男の種から派生したこともあるっ。呪われたのは当たり前よ!あんたは人を不幸にするためにいるだけの、呪物そのものなんだから!」