中指斬残、捌断ち儀


「養ってもらえる分際で、呪物が神聖たるあたしに反抗するのか!」


土を蹴り、砂をかけてきた。僕を傷つけられないと知ってのことだろう。


伯母さんを怒らせてしまった謝る前に、体を押されて地面に伏した。


痛くはない、土汚れがついた程度でも、伯母さんの憤慨ぶりがこれだけでも熾烈に伝わってくる。


「いつ捨ててもいいんだぞっ、いいのかっ、呪物たるあんたを養うところなんかどこにもない!あたしのもと以外では生きることも許されない呪い子が、なんでそんな態度なんだ!」


「すみ、ませ……」


「生きているだけで他人の迷惑にしかならないあんたが生きていけるのは、あたしのおかげ……っ、あんたを捨てたあいつらもあたしのおかげで幸せになっているようなもんなのに、なんなの、いったい!

『子供ができたから養育費を減らせ』だの、『あんたよりも幸せよ』だの、みんなみんな、鼻かけてあたしを笑って、あたしを不幸にするだなんて!」


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