中指斬残、捌断ち儀
僕の顔の前で土を蹴る伯母さん。自然と土が顔にまとわりついた。水で濡れていたから尚更に。
「あたしは犠牲者なのにっ、誰よりも不幸だったから何よりも幸福にならなきゃいけないのに!
あんたを引き受けたせいで、あんたがあたしを呪うから……!呪うなら、あたしを不幸にするあいつらになさい!あんたが敬うべきはあたしなんだからっ、反抗せず、ただただあたしみたいに清らかにいなさい!
選ばれたあたしを模範なさいっ、頭冠様の教えを受けたあたしを模倣なさい……!
出来の悪いあいつらに似た不出来な子供は、所詮、“あたしが産んだ子”には及ばないんだから、せめてそれらしくいなさいよっ!
呪い子め、このっ、人を不幸にすることしかできないなら、あいつらを先に呪えばいいだろう!」