中指斬残、捌断ち儀


私情の憎悪を見せ始めた伯母さんに、僕は今までない想いを芽生えさせた。


理不尽――


全ては僕のせいだと、僕の呪いのせいで“理不尽あっても仕方がないんだ”と思えていたのに……どうして、こんなにも叫びたくなるんだろう?


叫ぶと言っても、何を喋りたいのか訴えたいのか分からない。口に出せば、頭のどこかが勝手に言ってくれるのでしょうか?


そもそも、なんだ、この感情は。


そうだ、よく聞け、伯母さんの言葉を。


「あんたのせいで、あんたなんかがいるから!」


そうだ、“僕のせい”だ。


理不尽でも、理解しがたくても、“結局は僕がいたからいけない”んだ。


でなければ、両親は“僕のせいで”離婚しなかったし、“僕がいないから”新たな家族と幸せでいられる。


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