中指斬残、捌断ち儀


「す、すみま……」


「せっかく、あんたのために取り揃えたのに……!どうしてあんたはそうなのっ、そんなにあたしを不幸にしたいのか!」


邪魔するつもりはなかったとの謝罪も受け取ってもらおうとしたが、出なかったとは言え『やめてください』を頭で並べた僕が言うべきでないかと口を閉じて、俯く。


「これもっ、これもこれもこれも!あんたの邪念でっ、あんたがあたしの邪魔をするからっ、全部無駄になった!

どうしてくれるっ、頭冠様がせっかくこの場に降臨なさるのに!あんたはまだ呪物を宿したまま、あたしを不幸にしたいのか!」


「……」


違う。僕はただ、伯母さんがいつまでも“こんな意味のないことをする”のを止めたかっただけで。


僕のせいでヒステリックになる伯母さんが悲惨に見えたから――


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