中指斬残、捌断ち儀
躾だ、これは。
親の言うことを聞かない悪い子にはお仕置きなんだ。いい子として育てるには言い聞かせて、聞かないならば覚えさせる。それが育てる者としての責任だ。こんな悪い子ではいけない、躾だ、正当だ、“親なんだから叩いても許される”、間違っていない、“こいつにはこれぐらいしなきゃ”、しなきゃ、また悪いことが起きる。悪くない悪くない悪くないから、“あたしだけが間違ってないんだから”、あたしの思うようになるべきで、だからこそ正当な躾でこいつを人なりにさせようと、ああ、ああ、もっと“躾なきゃ”――
「笑うなっ、あんたまであたしをそんなっ、そんな顔で――もうやめろって言ってんでしょ!」