中指斬残、捌断ち儀
「手ってかなり重要じゃん?あんな腫れデブな手じゃ、俺のしごけねえしよぅ。あー、まいったわ。口でやらせんのにも、あの気いつええ女なら歯立てられるだろうしぃ、足も嫌いなんだわ。
なに?足でやられんのは、さも女が上みてえな感じになんじゃん。立場的に。嫌なんだよねー、おーれー。突っ込まれる便器の分際が調子ぶっこくんじゃねえっての」
ぼやきながら僕に近づく藤馬さんに、五十鈴さんが止めに入ろうとしたが。
「動けねえよ、てめえは。“俺が怖いから”」
「……!」
瞬間、五十鈴さんが膝を折った。
地べたに這いつくばるように、ガクガクと寒さに苛められているほど震えている。