中指斬残、捌断ち儀
場違いすぎて意識できたが、要らない思考だったか考える余地もなしにどこかにいった。
そんなことは大抵、下らないでまとめられることでしかない。今やりたいことは、はっきりとしているのだからそれ以外のことは不必要――どうせ面白く(くだら)ないことなんだから、さっさと。
「……」
切り替えたはずの思考に、またちらつく“とあること”。消えずにまた残っていたのは何でだったか、おかげで気になり、ガキの首絞めが興ざめになりかけた。
まだ絞め続けていたのは、中途半端で投げ出す気はなかったから。やるならばやる、やらないならば最初からやらない。
無駄骨だの無駄手間だの、体力を使ったあとに『やっぱなし』と徒労するデメリットを藤馬は嫌う。