わたしとあなたのありのまま ‥3‥
「そんな風に口で言うのは簡単だよ。実際、私みたいなのと付き合ったら、冬以だってきっと、うんざりするに決まってる」


「そうかな? じゃあ――

俺と付き合ってみる?」


何でもないことのように言って、冬以は妖しく微笑んだ。



「あれ? 違う、何か違う。いや、付き合わない。冬以とは付き合わない」


動揺する私を見て、冬以がまた、肩を揺らしてクツクツ笑い出した。



「もうやめてよ! 何でそうやってからかうの?」


「からかってなんかないって。本気で言ってる。ほのか、俺と付き合って?」


そう言って冬以は、私の耳上辺りの髪を、そっと愛おしげに撫でた。



うなじを支えるように優しく添えられたその手を、慌てて掴んで剥がし、


「何言ってんの、冬以? 私のこと好きなの? そんな訳ないよね?」


焦燥しきって捲し立てれば、「うん、好き」と。どストレートな愛の告白が返って来て益々焦る。


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