わたしとあなたのありのまま ‥3‥
「なぁ秋山。素朴な疑問、いいかなぁ? お前なんかが、どうして俺たちイケメンにモテてるわけ?」


こいつは本当にウザイ。そして空気が読めない。そしてそして、華麗な勘違いを自信満々、堂々と口にする。



「ねぇ私も素朴な疑問。その『俺たち』の中にあんたが入ってるように聞こえるのは、私の気のせいだよね?」


「いや、気のせいじゃねぇよ。『俺たち』なんだから。当然『俺』も入ってんだろ」


バカにしたような失笑を漏らしてクチビルは言う。



「どうして? どうして田所や冬以と、あんたが同等なの? その根拠を30字以内で今すぐ述べよ」

「まぁまぁ、そう突っ掛んなよ」

ヘラリと笑ってそう言い、クチビルは私の問いを受け流す。



突っ掛っている訳じゃない、決して。お前の間違った認識を指摘してやってんのに。



「田所ぐらいなら何とかなるかなって思ったけど、あの先生じゃなぁ……」

私の気も知らず、クチビルは何やら物思いにふけっている様子。


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