わたしとあなたのありのまま ‥3‥
この状況、一体全体どうなってんの?


頭の端っこにふと浮かんだ、恐ろしいほどに不吉な可能性。

怖くてそれを確かめるのは躊躇われるけど、でも……。



「えっと、昨日、何があったの、かな?」

途切れ途切れに問えば、冬以の表情が一瞬にして曇る。


冬以はようやく身を離し、肘枕の格好になって私を切なげに見詰めた。



「ほのか、覚えてないの?」


その言葉が重く圧し掛かった。胸の中に、大きな岩がドスンと落ちて来たみたいな凄まじい衝撃。



「ごめっ、全然覚え……て、なく……て。もしかして……そんな……まさか」


口付けている手をひっくり返し、その掌で漏れ出る嗚咽を抑えようとした。でもそんなのは無駄で。


冬以は布団からそっと出て、ベッド端に腰掛けた。ベッドの上で咽び泣く私を、振り返るようにして見下げ、



「ごめん、ほのか――

――同意は得たつもりだった」



ポトン、と。その口から落とされたのは余りにも残酷な事実。


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