奇跡事【完結】

「ああ、カタラが。怖かったんだろうな、幼いながらに」


その時の事を思い出しているのか、ソアレはケラケラと笑いながら口にする。
カタラは眉を顰めるとソアレを睨んだ。



「今ではこんな仏頂面だけと、昔は可愛いだろう?」

「うん、信じられない!ね、キョウ、ルーイ、カノ」


それに三人でコクコクと頷く。


「本当に。今だと幽霊がカタラを怖がって逃げちゃうよ」

「あはは、面白いな、ルーイ」

「……はあ」


カタラはそれに肩を竦めていた。
どうやら、カタラもソアレには敵わないらしい。


それからもソアレは面白い話をたくさんしてくれた。
楽しい食事を終えて、サーシャとカノがお皿の片付けを手伝っている間に僕達は部屋に荷物を移動した。


大きくない家だ。案内された部屋は四人で寝るには少し狭い。
だけど、ここ以外泊まれないのだから仕方ない。

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