ONLOOKER Ⅳ
そして不意に、表情を無くした。
恐ろしいまでの無表情。
口を小さく開いて、三人はぼそりと声を出した。
「一人、足りねぇんだよ」
「あの子は、あいつのせいで死んだの」
「三人じゃない」
「本当はいっつも、四人で一緒にいたのに」
「サチはあいつが殺したんだよ。あんなクズ、」
「もっと早く死んでればよかったのに」
呪詛のような静かな響きが、背筋を凍らせる。
さっきまで飄々とナツたちを追い詰めていたマサトでさえ、真っ青な顔で彼らを見ていた。
「人を教える立場の人間がだよ? 中学生犯して写真とビデオ撮って脅迫して金強請って、自殺にまで追い込んでって。なぁ?」