海の魔女
「え。 ラメル?
 やっぱりコイツは私の幼なじみなの?」

ソフィは目を丸々させ、
ラメルに問います。

「あ、はい。
 幼なじみというか
 ソフィ様の友達は
 ルート様しかいませんからね」

「ははは、だろうな
 コイツ、すぐ魔法の使い方間違ってさ
 悪気はないんだろうけど
 よく人に怪我させてたなー、ははははは」

「え!?
 私ってそんなに暴力的だったの!?」

「いえ、暴力的なのではなく
 人間の役に立とうとして
 魔法を使ったら
 いきなり魔法陳が書き換えられまして」

「そうそう、俺達が駆け付ける頃には
 魔法が失敗して人間が泣いてんのな」

笑いながらルートは言いました。

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