海の魔女

「ひゃ!?
 ふ…く…?
 !? み、見ないで!!
 あ、あっち行きなさいよ!!」

ソフィは真っ赤になりながら叫びます。
やっとシーツが落ちた事に
気がついたんですね。

「ソフィ様!?
 如何されました!?」

ラメルが大量の服を抱えて
奥の部屋から慌てて出てきました。
おそらく、あの服は全てソフィのでしょう。

「お、おう、ラメルじゃねぇか
 げ、げげげ元気だったかー?」

ルートは引き攣りながらも
笑顔を作り、ラメルに言いました。

「ええと…?
 ルート様…?でしょうか?」

ラメルは首を傾げながら聞きます。

「あぁ、そうだぜ
 懐かしいなー…」

腕を組み、
うんうん と頷きながら言いました。

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