愛は魔法を超えるかも☆
「ところでビアン、何しに来た。」



「ここのご飯は美味しいのにゃ。」


父の使い魔ビアンは様子見と称してしょっちゅうここに来る。

純玲さんはすごく可愛がって美味しい餌をやるので、

餌狙いだということは明白だ。


しかし、厄介だな、どう気をつけたらいいんだ。


「どうしたらいい?」


「知らないにゃ?ビアンは使い魔だから知るはずないにゃ。

 坊ちゃんが勉強不足なのにゃ。」

「お前、純玲さんがいなくなったりしたらうまい餌はもらえないぞ。」

「それは困るにゃ、ご主人に指示を仰ぐにゃ」

「それはやだ。」

「いいんですかにゃ?そんなこと言って。

 ほかに頼る人いないくせににゃ。」

「---...」












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