愛は魔法を超えるかも☆
「ふん、ここまで放っておいたのなら、

 そのまま引き合わせればいい。

 おおかた、違う記憶なんて可愛そうだとでも思ってたんだろ?

 だからお前は詰めが甘いんだ。

 覚悟するのだな。  


 意識と記憶が引き合った時

 未来見で見たシュチエーションと同じようなことが起こる

 その時お前があの時と同じように助けてやればいい。

 現実の未来が動き出すだろう。

 そのままにしておけば、記憶を埋めてやる必要もない。」


「詰めが甘くて悪かったな。人の記憶操作するなんて、

 できるかよ簡単に!そうかそれなら良かった。」

 
「は?分かっているだろうな、記憶を戻すということは

 お前の存在が彼女にとっては他人だってことだ。

 お前と一緒の記憶は、 夢だと認識することになる。」


いま一緒にいる事実がなくなる?

純麗さんとの暮らしは、

今の俺にとってかけがえのないものになってる。



「まだ間に合う

 お前の都合のいい記憶を与えてやれ。

 それでその子はお前のものだ

 下手な情けは無用だ。」

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