気がつけば愛でした
「うちの企画情報が洩れている可能性がある。」
「えっ!?」
「どういうことですか?」
話によると、最近、営業課に任せた企画と類似したものが、先に他社が行っていたことが発覚したらしい。
しかもその他社というのはうちのライバル会社である鮫島グループだという。
「誰かがリークしたのか、偶然なのか…それはわかっていないが…」
社長は考える様子を見せた。でもどうやら営業課を疑っているようだ。
社長は営業課の誰かがリークしたと考えてる。
「だから、高柳の仕事を他の人に任せられないんですね?」
貴子は納得したように言った。社長はちょっと困ったような顔をしつつ、
「まぁ、それもあるな。」
「そのことは高柳さん、知っているんですか?」
「あぁ。律には一番に話した。だからこそ今側に置いてるんだ。」
営業課で一番信用のある高柳を側に。
なる程。静奈が思っていたよりも事態は重かったようだ。
こうなってしまったら静奈も口出し出来ない。