身代わり王女に花嫁教育、始めます!
寸前――サクルの指は動きを止めた。


「サ、サクルさま……あの……」


リーンはどうにも抑え切れず、腰を前後に揺らし続ける。


「どうした、リーン? そのように腰を動かして」

「サクルさま、それは」


悪戯めいた声に、リーンはサクルを見上げた。


「お願いでございます。このまま……なんて」


熱く昂った場所が今にも暴走してしまいそうだ。

リーンは泣くようにサクルの愛撫を求めた。


「堪え切れぬのだろう? ならば、もっと強く腰を動かせ。そして、自ら私の指にその場所を押し当てるのだ」

「そんな……そんなことは」

「快楽が欲しいのであろう? 仕方ない、手助けしてやろう――」


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