銀棺の一角獣
つい、ルドヴィクを目で追ってしまう。今もアルティナの意識は、少し離れた場所に立っているルドヴィクに向けられていた。
もし――キーランとの話が進むのなら――アルティナは決意する。
ディレイニー王国に嫁ぐことになるのなら、ルドヴィクは国に帰そう。何が待ち受けているのかわからなくて、怖くて、一人で向かうなんてできないと思っていたから。
だから彼を同行させたけれど、もうその必要はない。
ライオールが何を欲しがっているのか、彼がなぜああなってしまったのか、その知識を得た。全てが片づいた時には、ライオールに対峙しても恐ろしいと思うことはないはず。
夫になる人は信頼できる。これ以上、望むことは何もない。
「ねぇ、ティレル。全てが片づいたら、きっと――」
アルティナはゆっくりとティレルにもたれかかる。彼の身体は温かくて安心できる。全てを片づけたその時には。
ティレルに背を預けたアルティナは、ティレルの体温に安堵しながらゆっくりと目を閉じた。
もし――キーランとの話が進むのなら――アルティナは決意する。
ディレイニー王国に嫁ぐことになるのなら、ルドヴィクは国に帰そう。何が待ち受けているのかわからなくて、怖くて、一人で向かうなんてできないと思っていたから。
だから彼を同行させたけれど、もうその必要はない。
ライオールが何を欲しがっているのか、彼がなぜああなってしまったのか、その知識を得た。全てが片づいた時には、ライオールに対峙しても恐ろしいと思うことはないはず。
夫になる人は信頼できる。これ以上、望むことは何もない。
「ねぇ、ティレル。全てが片づいたら、きっと――」
アルティナはゆっくりとティレルにもたれかかる。彼の身体は温かくて安心できる。全てを片づけたその時には。
ティレルに背を預けたアルティナは、ティレルの体温に安堵しながらゆっくりと目を閉じた。