ビター・スイート・ラヴ
「悪いけど、それは無理だわ。あなたには妊娠したことを報告しただけで、
産むか産まないかは私の意思で決める。あなたに何も求めたりしないわよ」
「そういう問題じゃないだろう。もっと冷静に考えろよ。どうやって一人で
子供を育てるんだ! OLの稼ぎなんてたかが知れている。犬や猫を育てる
ような訳にはいかないだろう! それに俺はまだ離婚してないんだ!」
あまりに浩輔が怒鳴るので、あさみは居たたまれなくなりリビングを出て
いった。あさみは声を押し殺して泣いた。
続いて寝室のドアが力いっぱい閉められる音がした。
リビングに一人取り残された浩輔は白い壁をぼんやり見つめた。
あれだけ気をつけて避妊してたのに、まさか、あさみが妊娠するとは‥。
あっ、多分あの時だ‥。
浩輔の仕事が忙しいということもあって、家には寝に帰るだけで由香とは
ろくに口もきいていない。家庭内別居のような状態が続いてる。そんな時に
この部屋を訪ねてあさみを抱いた。
確かプロジェクトがほぼ決まりかけていて常務から直々に海外赴任の話し
を持ちかけられた時だ。あの日は珍しく自宅に帰らず、あさみの所に泊まっ
た。そして何度もあさみを抱いた。そうだ、あの時だ‥。
産むか産まないかは私の意思で決める。あなたに何も求めたりしないわよ」
「そういう問題じゃないだろう。もっと冷静に考えろよ。どうやって一人で
子供を育てるんだ! OLの稼ぎなんてたかが知れている。犬や猫を育てる
ような訳にはいかないだろう! それに俺はまだ離婚してないんだ!」
あまりに浩輔が怒鳴るので、あさみは居たたまれなくなりリビングを出て
いった。あさみは声を押し殺して泣いた。
続いて寝室のドアが力いっぱい閉められる音がした。
リビングに一人取り残された浩輔は白い壁をぼんやり見つめた。
あれだけ気をつけて避妊してたのに、まさか、あさみが妊娠するとは‥。
あっ、多分あの時だ‥。
浩輔の仕事が忙しいということもあって、家には寝に帰るだけで由香とは
ろくに口もきいていない。家庭内別居のような状態が続いてる。そんな時に
この部屋を訪ねてあさみを抱いた。
確かプロジェクトがほぼ決まりかけていて常務から直々に海外赴任の話し
を持ちかけられた時だ。あの日は珍しく自宅に帰らず、あさみの所に泊まっ
た。そして何度もあさみを抱いた。そうだ、あの時だ‥。