ハッピークライシス

そう言って、ユエは席を立つ。


"深刻な病気だ"シンシアが背後から声を投げるのに、笑みを深める。


ああ、そうだな。
けれど、一番困るのは、自分が本当は何が欲しいのか、時折分からなくなることなんだ。


狂った歯車は、不気味な音を立てながらも、止まることをしらない。