漆黒のタクティック 【1巻】
副校長先生は、失礼します。そう言って部屋を出る。
副校長は心の中で『なんで同じ扱いをしなくてはいけないのだ?』そう、つぶやいた。
そのころ、最初の授業が間もなく始まろうとしていた。
僕は指定された席に着く。
僕の席は結構後ろの方みたいだ。
4列に並んだ机。2人座りみたいだ。
席は1列6×2=12席。12×4=48人が座れる。
そして、僕の、隣は……女?机に名前が刻まれているが、その名前が……“リズ”?
男性ではなさそう。