恋猫

 ハアハアはあ~。


 息が切れる。


 はあはあ~。


 何とか、呼吸を整える。
 その足で美化は、淳ノ介の部屋に行った。


 淳ノ介が美化に気が付いた。


 「あっ、美化。首に何を巻いているんだ」


 淳ノ介が、美化の首に巻かれた文に目を留めた。


 にゃお~。


 美化が淳ノ介に擦りより、甘えた声で鳴いた。


 「おう、そうか。そうか。いま、外してやるからな」


 淳ノ介が、美化の首から文を外した。そして、文に目を通した。






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